住宅ローン活用ガイド
多種多彩な住宅ローン
■民間住宅ローン−その3
●労働金庫の住宅ローンは?
労働組合員の福利厚生を目的とした労働金庫は、原則として、労働組合員のための金融機関なので、ここから融資を受けるためには、まず会社の労働組合の組合員でなければなりません。ただし、会社に労働組合がない場合には、入会金を支払って互助会に入れば、労働金庫の融資を受けられます。
基本的な特徴を挙げると、まず保証会社の保証料が、金利に上乗せされており、一括払いの必要がありません。また公庫融資などに比べ、融資限度額が高く、通常の最高額は1億円といわれています。
労働金庫の融資の場合、生命共済と火災共済がついており、労働金庫が掛け金を負担しているので、利用者にとっては負担が軽く有利です。
金利については、変動金利型が基本ですが、金利変動の上限が設定されており、大幅な上昇によるリスクを一定に抑えることができます。
このほか、一部繰上げ返済の手数料が無料、「ろうきん返済サポート保険制度」を利用すれば、病気やケガにより働けなくなった場合も、最長3年間返済をカバーできるなど、協同組合的な性格から、比較的、有利な条件が定められるケースが多いといえます。
細かい融資条件については地方毎に異なるので、直接、問い合わせが必要です。
●生命保険会社のローンは?
住宅物件広告などをみると、提携ローンとして指定された民間金融機関として、生命保険会社が記載されていることがあります。
生命保険会社では、被保険者から集めた保険料の運用・配当が業務の一環として、金利が生じる住宅ローン商品を扱っており、多くは提携ローンとなります。
一方、非提携ローンとして利用できるのは、大手生命保険会社などに限られますが、その最大の特徴は「固定金利型」が積極的に採用されている点です。
問題となるのは、基本的に本社での取り扱いとなり、他営業店での取り扱いがないことが多いので、手続き面で面倒があります。ただしその分、金利が低めに設定されていることもあるので、検討するとよいでしょう。
注意が必要なのは、借入期間が長ければ長いほど、金利は高めに設定される傾向があるので、借入期間を短く設定できるかどうかがポイントです。
●JAにも住宅ローンがある
JA(農協)は基本的に農業を営んでいる人のための共同組合です。このJAの住宅ローンを利用するためには、地区内で農業を営んでいる正組合員か、正組合員以外で出資金を出している准組合員でなければなりません。たとえばサラリーマンの場合は、准組合員として利用が可能となります。
条件としては、住宅購入や住宅建築・増改築、居住用の土地の購入、他の金融機関からの借り換えの場合であることが挙げられます。
公庫融資のように「固定金利型」のほか、変動金利型や、固定金利選択型などが選べます。
保証については、農業信用基金協会等の補償がつけられるので、保証人を探す必要がありません。
そのほか、金利などの融資条件や、詳しい内容については、各JAで異なることから、直接問い合わせてみましょう。
